動画サブスクの同時視聴を比較|家族で使うならどれが向いている?
動画サブスクを家族で使う場合、月額料金だけで選ぶと失敗することがあります。
理由は、サービスによって同時視聴できる台数、プロフィールを分けられるか、同じ作品を複数端末で見られるかが違うためです。安いサービスでも、家族が同じ時間帯に使えなければ不便に感じる場合があります。
この記事では、主要な動画サブスクの同時視聴台数、家族利用のしやすさ、複数端末で使うときの注意点を整理します。家族で使う前に確認しておくべきポイントが分かります。
動画サブスクは同時視聴台数で使いやすさが変わる
動画サブスクを家族で使うなら、まず確認すべきなのは同時視聴台数です。
同時視聴台数とは、1つの契約で同時に動画を再生できる端末数のことです。たとえば、リビングのテレビで家族が映画を見ている間に、別の家族がスマホでアニメを見るような使い方に関係します。
ここで注意したいのは、ログインできる端末数と同時視聴できる台数は別という点です。
複数のスマホやテレビにログインできても、同時に再生できるとは限りません。また、同時視聴に対応していても、同じ作品は同時に見られないサービスもあります。
家族利用では、月額料金だけでなく、次の4点を確認することが重要です。
- 何台まで同時視聴できるか
- 家族ごとにプロフィールを分けられるか
- 同じ作品を同時に見られるか
- 同居家族以外との共有が認められているか
家族利用で確認すべきポイント
動画サブスクの家族利用では、同時視聴台数だけを見ても十分ではありません。
たとえば、4台まで同時視聴できるサービスでも、同じ作品は同時に見られない場合があります。逆に、2台までのサービスでも、夫婦や親子2人で使うなら十分なこともあります。
プロフィールを分けられるか
家族で使う場合、プロフィール機能は重要です。
プロフィールを分けられると、視聴履歴、マイリスト、おすすめ表示などを家族ごとに管理しやすくなります。履歴が混ざると、見たい作品を探しにくくなったり、子どもに見せたくない作品が表示されたりする場合があります。
HuluやU-NEXT、DMM TVなどは、家族利用を考えるうえでプロフィールやアカウント分けを確認したいサービスです。
一方で、ABEMAはマルチプロフィール非対応です。1つのアカウントにつきプロフィールは1つのみで、視聴履歴やマイリストは全端末で共通になります。
同じ作品を同時に見られるか
家族で同じ作品を別々の部屋で見ることを想定している場合は、同一作品の同時視聴可否も確認が必要です。
DMM TVやLeminoは、同時視聴には対応していますが、同じ作品の同時視聴はできません。U-NEXTも同じ作品の同時再生には制限があります。
一方で、Huluは同一作品を最大2台まで同時視聴できます。ABEMAプレミアムも、広告なしのABEMAプレミアムであれば同一作品の同時視聴が可能です。
共有範囲に制限があるか
家族利用で特に注意したいのが、アカウント共有の範囲です。
Netflixは同一世帯内での利用が前提です。Disney+も世帯内利用が基本で、別世帯の人を使わせる場合は追加メンバー機能が関係します。
DMM TVも、共有は同居している家族に限定されます。友人や離れて暮らす家族との共有は避ける必要があります。
U-NEXTは最大4アカウントで同時視聴できる
U-NEXTは、家族利用に向いている動画サブスクのひとつです。
ファミリーアカウントを3つまで追加でき、メインアカウントと合わせて最大4アカウントで同時再生できます。家族それぞれが別の作品を見たい場合に使いやすい構成です。
U-NEXTの確認ポイント
- 月額料金:2,189円(税込)
- 無料体験:31日間
- 同時視聴:最大4アカウント
- プロフィール分け:ファミリーアカウントで対応
- 同じ作品の同時視聴:不可
- 注意点:NHKオンデマンド作品、サッカーパック対象作品など一部例外あり
U-NEXTは月額料金だけ見ると高めですが、家族で使う場合は1人あたりの負担を考えやすいサービスです。
ただし、同じ作品を複数アカウントで同時に見ることはできません。また、同じアカウントで複数端末から同時再生することもできないため、家族で使う場合はファミリーアカウントを分けて使う必要があります。
家族4人で別々のジャンルを楽しみたい場合には候補になります。
DMM TVは最大4台だが条件つき
DMM TVは、月額料金を抑えつつ家族で使いたい場合に候補になるサービスです。
1つのアカウントにつき最大4台まで同時視聴できます。ただし、同一プロフィールでの同時視聴はできません。
DMM TVの確認ポイント
- Web登録の月額料金:550円(税込)
- App Store・Google Play登録:650円(税込)
- 無料体験:14日間
- 同時視聴:最大4台
- 条件:異なるプロフィールで異なる作品を見る場合のみ可能
- 同じ作品の同時視聴:不可
- 共有範囲:同居している家族に限定
DMM TVは、料金の安さと同時視聴台数のバランスが良いサービスです。
ただし、使い方には制限があります。同じプロフィールでは同時視聴できず、同じ作品を複数端末で同時に見ることもできません。異なるプロフィールで、異なる作品を見る場合に同時視聴できます。
また、R18+やアダルト作品など、一部対象外の作品もあります。共有できる相手は同居している家族に限られるため、友人や別居家族との共有を前提にしないでください。
Web登録とアプリ登録では料金が異なるため、登録方法も確認しておく必要があります。
dアニメストアは同時視聴には向かない
dアニメストアは、アニメを中心に見たい人に向いているサービスです。
ただし、家族で同時に別々の動画を見る使い方には向きません。公式情報では、複数端末から同時に利用することはできないとされています。
dアニメストアの確認ポイント
- ブラウザ入会:月額660円(税込)
- アプリ入会:月額760円(税込)
- 同時視聴:不可
- 主な用途:アニメ視聴
- 家族利用:時間を分けて使う前提
dアニメストアは、同時視聴台数を重視する場合には不向きです。
一方で、アニメをよく見る人が1人で使う場合や、家族で同じ時間帯に使わない場合には候補になります。家族全員が別々の端末で同時に見たい場合は、U-NEXT、Hulu、Lemino、Disney+なども比較した方が安全です。
アニメ目的で選ぶ場合でも、家族利用を重視するなら「安さ」だけで判断しないことが大切です。
Leminoは最大4台まで同時視聴できる
Leminoは、1つの契約で最大4台まで同時視聴できます。
家族それぞれが別の作品を見る場合には使いやすいサービスです。ただし、同じ作品を同時に視聴することはできません。
Leminoの確認ポイント
- 通常料金:月額1,540円(税込)
- App Store・Google Play購入:月額1,650円(税込)
- 初回無料:31日間
- 同時視聴:最大4台
- 同じ作品の同時視聴:不可
- 注意点:登録経路により無料体験や料金が変わる
Leminoは、映画、ドラマ、アニメ、音楽ライブ、スポーツなど幅広いジャンルを扱うサービスです。
同時視聴台数だけを見ると、家族利用に向いています。4台まで同時に使えるため、家族がそれぞれ別の作品を見る用途には対応しやすいです。
ただし、同じ作品を同時に見ることはできません。家族で同じ作品を別々の端末で再生したい場合は、HuluやABEMAプレミアム、Prime Videoなどの条件も確認してください。
Huluは家族利用しやすいバランス型
Huluは、家族利用しやすい動画サブスクです。
1つのアカウントで最大4台まで同時視聴できます。また、最大6つのプロフィールを作成できるため、家族ごとに視聴履歴やお気に入りを分けやすいのが特徴です。
Huluの確認ポイント
- 月額料金:1,026円(税込)
- iTunes Store決済:1,050円(税込)
- 同時視聴:最大4台
- プロフィール:最大6つ
- 同じ作品の同時視聴:最大2台
- レンタル/購入作品:同時視聴対象外
Huluは、同時視聴台数とプロフィール機能のバランスが良いサービスです。
家族それぞれでプロフィールを分けられるため、視聴履歴やマイリストが混ざりにくくなります。子どもと大人で使い分けたい家庭にも向いています。
ただし、すべての作品を4台で同時視聴できるわけではありません。同じ作品は最大2台までで、レンタルや購入作品は同時視聴の対象外です。
家族利用のしやすさを重視するなら、Huluは有力な候補といえます。
ABEMAプレミアムは2台まで同時視聴できる
ABEMAプレミアムは、広告なしのABEMAプレミアムであれば2台まで同時視聴できます。
同一作品の同時視聴も可能です。ただし、レンタル作品や購入作品は同時視聴できません。
ABEMAプレミアムの確認ポイント
- ABEMAプレミアム:月額1,180円(税込)
- 広告つきABEMAプレミアム:月額680円(税込)
- 同時視聴:広告なしABEMAプレミアムのみ2台
- 同じ作品の同時視聴:可能
- レンタル/購入作品:同時視聴不可
- プロフィール:マルチプロフィール非対応
ABEMAプレミアムは、1〜2人で使う場合に向いています。
同じ作品を2台で同時に見られるため、家族が別の場所で同じ番組を見たい場合にも使いやすい面があります。一方で、マルチプロフィールには対応していません。
1つのアカウントにつきプロフィールは1つのみで、視聴履歴、マイリスト、お気に入り登録は全端末で共通になります。家族ごとに履歴を分けたい場合には注意が必要です。
Amazon Prime Videoは少人数の家族利用に向いている
Amazon Prime Videoは、Amazonプライム会員特典の一部として利用できます。
1つのAmazonアカウントで最大3本まで同時にストリーミング再生できます。月額料金を抑えながら動画以外の特典も使いたい場合に候補になります。
Amazon Prime Videoの確認ポイント
- Amazonプライム:月額600円(税込)
- 年額料金:5,900円(税込)
- 無料体験:30日間
- 同時ストリーミング:最大3本
- 同じ作品:見放題動画と購入作品は最大2台
- レンタル作品・ペイパービュー:1台のみ
Amazon Prime Videoは、料金面ではかなり使いやすいサービスです。
ただし、同時視聴の条件はコンテンツ種別によって異なります。プライム会員特典の見放題動画と購入作品は、同じ作品でも最大2台まで同時視聴できます。一方で、レンタル作品やペイパービューは1台のみで、同時視聴はできません。
Amazonプライム本体と、Prime Videoチャンネル、レンタル作品、購入作品は条件が異なるため、家族で使う場合は作品ごとの扱いを確認してください。
Disney+はプラン次第で家族利用に強い
Disney+は、プランによって同時視聴台数が異なります。
スタンダードプランは2台まで、プレミアムプランは4台まで同時視聴できます。家族で複数端末を使うなら、プレミアムプランも候補になります。
Disney+の確認ポイント
- スタンダードプラン:月額1,250円(税込)
- プレミアムプラン:月額1,670円(税込)
- スタンダード:2台まで同時視聴
- プレミアム:4台まで同時視聴
- 追加メンバー:月額540円(税込)で1名まで
- 追加メンバーの同時視聴:1台のみ
Disney+は、同一世帯内で家族利用する場合に使いやすいサービスです。
家族2人程度ならスタンダードプラン、3〜4人で同時に使う可能性があるならプレミアムプランが候補になります。別世帯の家族や友人を使わせたい場合は、月額540円(税込)の追加メンバー機能を使う必要があります。
追加メンバーは1つのDisney+アカウントにつき1名までです。18歳以上で、アカウント所有者と同じ国・地域に住んでいる必要があります。追加メンバー自身が作成できるプロフィールは1つで、同時視聴は1台のみです。
追加メンバーを含めると、スタンダードは最大3台、プレミアムは最大5台まで同時視聴できます。ただし、通常プロフィールとして別世帯の人と自由に共有できるわけではありません。
Netflixはプランによって同時視聴台数が変わる
Netflixは、プランによって同時視聴台数が変わります。
家族で使う場合は、月額料金だけでなく、同時に視聴できるデバイス数と広告の有無を確認する必要があります。
Netflixの確認ポイント
- 広告付きスタンダード:月額890円
- スタンダード:月額1,590円
- プレミアム:月額2,290円
- 広告付きスタンダード:同時視聴2台
- スタンダード:同時視聴2台
- プレミアム:同時視聴4台
- 無料体験:なし
広告付きスタンダードとスタンダードは、どちらも1世帯で同時に視聴できるデバイス数は2台です。プレミアムは4台まで同時視聴できます。
また、プレミアムはUHD 4K+HDR、空間オーディオにも対応しています。画質や音質も重視する家庭では、プレミアムが候補になります。
ただし、Netflixは同一世帯内での利用が前提です。別居家族や友人との自由な共有を前提にしないよう注意してください。
家族利用に向いているサービスの選び方
ここまでの内容をもとに、家族利用の条件別に選び方を整理します。
家族4人で使いたい場合
家族4人で同時に使う可能性があるなら、U-NEXT、Hulu、Lemino、Disney+プレミアム、Netflixプレミアムが候補になります。
ただし、同じ4台でも条件は異なります。U-NEXTはファミリーアカウント前提で、同じ作品の同時再生はできません。Huluは最大4台まで対応し、プロフィールも最大6つ作れます。Leminoは4台まで同時視聴できますが、同じ作品は同時に見られません。
Disney+プレミアムとNetflixプレミアムは、プラン料金が高くなる代わりに、家族利用や画質面で選びやすくなります。
夫婦・親子2人で使いたい場合
2人利用なら、選択肢はかなり広がります。
ABEMAプレミアム、Disney+スタンダード、Netflixスタンダード、Hulu、Prime Videoなどが候補です。2台まで同時に見られれば十分な家庭では、無理に4台対応サービスを選ぶ必要はありません。
特にABEMAプレミアムは、同一作品の同時視聴も可能です。ただし、プロフィールを分けられないため、履歴やマイリストを共有したくない場合は注意が必要です。
安さ重視で選びたい場合
月額料金を抑えたい場合は、DMM TV、Amazon Prime Video、dアニメストアが候補になります。
ただし、dアニメストアは同時視聴できません。DMM TVは最大4台まで同時視聴できますが、異なるプロフィールで異なる作品を見る場合に限られます。Prime Videoは最大3本まで同時ストリーミングできますが、レンタル作品やペイパービューには制限があります。
安さ重視の場合も、利用人数と見たい作品の傾向を合わせて確認する必要があります。
アニメ重視で選びたい場合
アニメ重視なら、dアニメストア、DMM TV、U-NEXT、Leminoなどが候補になります。
ただし、家族利用まで考えると、dアニメストアは同時視聴不可のため注意が必要です。家族で同時に使う可能性があるなら、DMM TV、U-NEXT、Leminoなども比較してください。
アニメだけを安く見たいのか、家族で同時に使いたいのかで選ぶサービスは変わります。
登録前に確認すべきチェックリスト
家族で動画サブスクを使う前に、次の項目を確認してください。
- 同時視聴は何台まで可能か
- プロフィールを家族ごとに分けられるか
- 同じ作品を同時に見られるか
- レンタル作品や購入作品も同時視聴できるか
- PPVやチャンネル系サービスは別条件ではないか
- 同居家族以外との共有が認められているか
- 子ども向けプロフィールや視聴制限を使えるか
- 無料体験中に家族で実際に試せるか
- Web登録とアプリ登録で料金が違わないか
- 解約後いつまで使えるか
特に重要なのは、同時視聴台数だけで判断しないことです。
同じ4台対応でも、同じ作品が見られるか、プロフィールを分けられるか、共有範囲に制限があるかで使いやすさは変わります。登録前に、家族の使い方に合う条件かを確認してください。
無料体験中に家族で試す場合は、いつ料金が発生するかも確認しておく必要があります。
まとめ:家族利用は料金より同時視聴条件を確認する
動画サブスクを家族で使うなら、月額料金だけでなく同時視聴台数と共有条件を確認することが重要です。
U-NEXTは最大4アカウントで同時再生でき、家族利用に向いています。DMM TVは安く使えますが、異なるプロフィールで異なる作品を見る場合に限られます。
dアニメストアは同時視聴できないため、一人利用や時間を分けて使う前提です。Leminoは4台まで同時視聴できますが、同じ作品は同時に見られません。
Huluは最大4台同時視聴と最大6プロフィールに対応しており、家族利用しやすいサービスです。ABEMAプレミアムは2台まで同時視聴でき、同じ作品も見られますが、プロフィール分けには対応していません。
Prime Videoは少人数の家族利用に向きますが、レンタル作品やペイパービューには制限があります。Disney+はプラン次第で2台または4台に対応し、追加メンバー機能もあります。Netflixはプランによって2台または4台に分かれ、同一世帯内利用が前提です。
家族で使う場合は、次の3つを確認してください。
- 何台まで同時視聴できるか
- 家族ごとにプロフィールを分けられるか
- 共有範囲や同じ作品の同時視聴に制限があるか
家族の人数、見たいジャンル、同じ時間帯に使う頻度を考えて選ぶと、登録後の失敗を減らせます。
当サイトの考え
家族で動画サブスクを選ぶときは、月額料金だけで判断しない方が安全です。安いサービスでも同時視聴できなかったり、プロフィールを分けられなかったりすると、実際の使い勝手は下がります。特に見落としやすいのは、同じ作品の同時視聴可否と共有範囲です。家族全員が同じ時間に使う家庭なら同時視聴台数を重視し、視聴履歴を分けたい家庭ならプロフィール機能を優先するのが現実的です。
